乗れば書きたくなる、大事なことは自転車が教えてくれ​た、自転車本読書

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前々回に続いて、
石田ゆうすけの新刊が出ていたので購入。

大事なことは自転車が教えてくれた: 旅、冒険、出会い、そしてハプニング! (Amazon)

今回は自転車のことがメインだ。
自転車は何がいいのか、どう走ったのか、自転車愛を語ってくれている。

著者がまず自転車旅に興味をもつ子供時代の話から。
ママチャリで何10kmも走ったり、
連泊ツーリングに出かけたり
やはりそう言う体験や欲求があってこそ世界一周の旅へと繋がっている。

そして世界へ旅に出るのに購入したのが、
オーダーのランドナーだ。
やはり旅にはランドナーなのだな。
クロモリフレームであればだいたいの国でも修復が可能との事や、
その乗り味から選ぶ。

実用的なお話も。
タイヤはやっぱりシュワルベのMTB用がいいらしい。
マラソンプラスツアーで調べると定番みたい。
ところが著者が選んだのがランドナーだったので、
650Aと言う世界的には特殊サイズのを選択してしまって苦労した話が書かれている。


旅中でフロントフォークが折れて、
その修復に苦労するエピソードもあり自転車ってのは丈夫であり絶妙なバランスの上に成り立っているもの。
そこまでの状態になっても修復して乗り続けるところに愛がある。


個人的にああ、と思ったエピソードは、
世界旅行じゃなくてその前に行った日本一周での事。
それは三重県から愛知県へ抜けるのに国道23号を走ってしまった話。
今となっていはルートラボや先人の報告も多いから
だいたいの人は知っていると思うが、
バイパスのほとんどの区間で軽車両の走行が禁止されている。
著者は知らずに突破してえらい目に会った。
「普通に走っていて気づけない標識ってどうなの?」と苦言を呈している。
世界一周して来た著者が走りづらいと言う日本の道ってほんとどうなの?


後半は自転車から少し離れて、
もう少し世界を旅する事の重要な事。
それは疫病の事。
世界にはいろんな病気を媒介する動物、虫が多い。
予防摂取がこんなに沢山あるのに驚く。
マラリアの予防摂取に関する話は体験者ならではの怖いし難しさを感じた。


そして最後は
やはり食の話題。
食べる事は生きる事であり、人間の要だ。
そしてそれにありつくには出合いがある。
スペインのバルの魅力、そこから得た経験から上手い食事と酒の探し方。
そこにある出合いがあるからこそ旅は面白い。
ここが著者の一番言いたいところなんだろうとひしひし伝わって来た。

あとがきで著者は”自転車に大して淡白だ”
と語っている通り、
最初は自転車に関して実用的な書き出しで始まるこの著作も、
帰結するところは、旅自体の醍醐味と食と出合いなのだ。
自転車愛と同じかそれ以上に旅が好きなんだなと再認識する本であった。



そう言えば・・・
今さら気づいたけど、
サイスポで連載してるんだ。
『僕の細道』
いずれこれも一冊の本になるのかな。






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