自分探しは北へ行こう、男たちは北へ、自転車本読書

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男たちは北へ(Amazon)

紹介されたので興味をもって、今回は少し古い作品を。

一桁国道を走る、制覇してみたい
それは国内の自転車乗りなら一度は思うだろう
 か?嫌嫌無いか。

国道1号をひた走るのがキャノボ、
北へ向かうとなると何号線だ?
そう4号線
終点は青森県で国道としては一番長い743.6 kmとの事だ。
■国道4号(Wikipedia)

フリーライターの主人公桐沢は自転車で青森へ行こうと旅たった。
そして道中で出会う和気あいあいな地元の住民と出会い分かれ・・・
なんて話は全く無い。
火野正平のこころ旅的な内容と思って読むとプロローグからおかしいと思う。

タイトルからある様に”男たち”なのだ。
そしてきな臭い事に最初から自衛隊の機密文書を奪還作戦と言う話で始まっている。

ただ自転車で青森へ向かっている男と機密文書がどう関わるんだ?
そう思いつつ読み進める。

機密文書があの手この手で桐沢に接触する特別隊たち。
最初は旅の道連れ的に近づいていた彼らが、
いつからか強行軍と化して行き、
気がつけばただのロードムービー的な流れからハードボイルドな流れに。

切った張ったの戦闘まであって、
主人公はただの飲んだくれのアル中ライターかと思いきや凄いやり手で。

そんな事しながら良く自転車旅続けられるなとちょっとツッコミながら読んだ。

正直なところ、
ハードボイルドな小説は苦手だ。
どうしても自分を投影出来ない。
自転車で峠を越える描写は共感出来て面白いが、
同じ道程を走った経験がある方がより楽しめるだろう。
ちょっと自転車乗りならと言う理由ではおすすめし難い。

そんな中で、
そこにちょっとだけ日常と言うか、
ほっとさせる場面で登場するのが道中何度も会う
家出少年の存在が旅へと心を揺り戻してくれる。

最後にたどり着くのはもちろん
本州の終わりの青森だ。
しかしその先には試される大地が海峡挟んで存在する。

男”たち”はその先へ行く彼と戻る彼なのだろう。


万人にはオススメ出来ない内容だったが、
北へ向かうと言うのはそれくらいの覚悟が必要なのだろう。
いずれは走ってみたい日本一長い国道のロードノベルであった。



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