Fulcrum racing zero フルクラムレーシングゼロ2015をグリスアップ、フロントは要注意編

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RACING ZEROを使い始めて5000kmくらい走行したので、
そろそろグリスアップをしなければと思いつつさらに数ヶ月経ってしまった。
と言うのもとあるブログで重大な破損懸念報告があったからだ。
それで戦々恐々としていたので手を付けられずにいた。

とあるブログ↓
レーシングゼロさん

実は過去に、
2013年モデル?だったかのRACING ZEROのグリスアップはやっていた。
■Fulcrum racing zero フルクラム レーシング ゼロを11速化とグリスアップ

その時は特に問題無く、
フリーも交換して完了した。
それくらいにフルクラム、カンパ系のホイールはメンテナンス性が高くて簡単なのだ。
ところが2015年モデルのトップエンドにおいて上記構造的問題が発生している。
フロントハブの軽量化のために、ベアリングの縮小化、シャフト構造の変更があるのだ。

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まず分解し始める前に分解後のシャフト構造から見てもらった方が分かりやすい。
ハブシャフトに圧入されている黒い部分が右側の玉押しを兼ねている部分。
ハブシャフトの左側のネジが切ってある部分は組み付けてから玉押し調整するパーツを付ける部分。
真ん中の割りが入ったスペーサーと上の二つがシャフトを固定しているネジである。

その左右からシャフトを固定しているネジはそれぞれが正ネジなので、
従来のやり方では両方から六角レンチを入れて左回し(正ネジ)すれば緩む。


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そして肝心な部分、
このシャフト固定ネジを外そうと左右から六角レンチ2本で外そうとすると、
高い確率で右側の固定ネジが先に外れる、と言う事。
(上記のむラボさんブログ参照)

右側が先に外れると何が問題か?
右側シャフトには玉押しが圧入されているから右側ネジだけ外れても左側ネジが外れないとシャフトは抜けない。
左側ネジを外すにはシャフトが回転しない方向に固定しながらトルクをかけてやる必要がある。
そのトルクをかける部分が右側シャフトのシルバーの部分、14mmレンチがかかる部分がある。

ここの幅が狭くて5.5mmくらいしか無いので、
ハブスパナをかけて左ネジを外そうとする事になるだろう。

そしてこの時点でもし右ネジが外れて無い状態でハブスパナの様な薄いレンチをかけて、
左ネジを外そうと高いトルクをかけるとどうなるか?
高確率で右シャフトの14mmスパナをかけたところをナメるのである。
アルミシャフトで弱いので薄いかかりのハブスパナだと容易にシャフトが負ける。
ナメてナメてかかりが無くなってご臨終と言うわけ。

のむラボさんが指摘しているがナメ安い理由は、
右側ネジが外れた状態でその作業をする事でシャフトがわずかに変形するからとの事。
なので必ず右側が先に外れても一旦外れたネジを戻した状態にして上記作業をしよう。

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用意した工具は上記2点。
トルクがかけやすい長めの六角レンチ、
真ん中が通常サイズ、下のが100均の、買ったものが上側2本。

そして14mmコンビレンチでつかみ面が薄い5mmのもの。
プロクソン(PROXXON) Slim-Line コンビスパナ 14mm
これが意外と売って無くてつかみ面が一般的には厚みある8mmとか10mmが多い。
リンクがAmazonだがモノタロウには在庫があった。そちらでどうぞ(^_^;)

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ばっちりである。
ちょっと説明が長伸びしたのでまとめ。

・右シャフト14mmに丁度良い幅のレンチをかけた状態で左ネジをトルクかけやすい長め六角レンチで先に外す。
・同じく14mmレンチをかけた状態で右側ネジを長めの六角レンチで外す。


である。
必ず左側ネジが先に外す事。
これが全て。

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シャフトが外れたら後は簡単。
思ったより汚れて無いな。

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ベアリングを外して洗浄リテーナーに戻してグリスアップ。

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グリスは粘度(ちょう度)喬すぎないスーパーグリスにした。
フィニッシュラインのセラミックグリスでも良いかと。
デュラグリスは粘度高過ぎるのでお勧めしない。

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多過ぎず少な過ぎずでグリスを入れて戻して完了。

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シャフト固定ネジは、
左側に多めのシリコングリスを塗って締めた。
右側には強めのロックタイトを塗っていると報告があるが、
自分は全く外れないとまた苦労するので何も塗らずに締めた。

これでフロントホイールのグリスアップは完了。
玉辺り調整は車体に付けてからやった方がやりやすい。
構造と対策を知れば簡単だが、
2015年モデル以降のこのタイプのシャフト構造はやばい。
知ってると知らないじゃプロでも壊しかねない。
必要な工具と必要な知識は整備にやはり必要なんだなと実感。

リヤホイールに続く。



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