ただ美味しい酒のためである、ヒルクライムトレーニングの極意 村山利男、自転車本読書

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ヒルクライムトレーニングの極意(Amazon)

これまで沢山のトレーニング本やらハウツー本を読み漁って来た。
しかしこれは今までの本とちょっと違うな?
と感じた。
あくまでその人、村山利男の事についての本でありトレーニング本では無いのであしからず。

難しい用語は出て来ないし、詳しいトレーニング方法を書かれてはいない。
Vo2MAX?乳酸閾値?FTP?そんな事はどうでもいいし、
パワー計とか高価なものは持って無いし、
良くわからないんだよね、って人に向けた本だ。

何より世のフルタイムワーカーで家族持ちのお父さんにこそ読んで欲しい本だと、
自分はその立場じゃないけれどそう思った。


まず、
村山利男って誰?ってところから。
ヒルクライム大会に興味ある人なら乗鞍ヒルクライムは知ってるだろう。
出た事があるって人も多い。
そんな大会も今年で30回目を迎えるが、この大会を6連覇した人がその人だ。
今でさえ山の神としてコースレコードを持つのは森本誠さんだが、
それまでのレコード保持者であったと言えばアマチュアの中で凄い人って言うのは分かるだろう。
しかもレコード出したの40歳過ぎてからと言うのが・・・

”私にはヒルクライム以上に大好きなものがあります。
それは、お酒です。”

冒頭からこれだからね。
自分の周りにも同じ様に美味しいお酒のために走っている、
と言っても過言では無い人もちらほら。
それを地で行く人がこの人か。


驚くのは外を走れる日は毎日、
仕事前の早朝に往復100kmのヒルクライムを含むトレーニング。
それはそれは恵まれた環境なんだろうと思ったら、
住まいは新潟と言うのに二度驚く。
豪雪地帯だから外を走れるのは実質1年のうち7ヶ月か8ヶ月くらい。
それ以外は室内ローラーだ。

やっている事は単純。
トレーニングは身体との対話、
指標にはパワー計じゃなくて心拍計を使いビルドアップ走だけ。
良くトレーニング本で見る、何ワットで何分とかSFRとか細かい事は無い。
え?それだけ?
ってなるのは当然か。

しかしながら凄いのは特別な用事が無い限りは、
毎日トレーニングを欠かさない事。
まさに継続は力か。
どうしてそこまで出来るのか?
彼は本書でこう言っている。

”休息日はありません。休んだらお酒がまずくなっちゃうじゃないですか。”

正直ちょっと笑ってしまった。
そこまでの酒に対する努力、いや自転車に対するトレーニングが出来るものか。
かなり特殊事例でありその特殊度合いじゃないかと思ってしまった。
それでもトレーニングの量や強度はともかく、
世の自転車お父さんも似た事をしているのでは無いか。

最近自分も自転車の趣味と言う事に少し悩んだりして、
その乗る意味と言うか乗る楽しみ方って何だろうと思った。
でも、
そこまで難しく考える必要ってだったのかな?もっとこの人みたいに簡単に考えればいいじゃないか。



”運動せずに節制するか、酒も食事も楽しんだうえで運動するか”
まさにこの考え。
その極論を地で行くのが彼のやり方なんだ。
食べるのが大好き、酒飲みが大好き、それを好きなだけやるために、
自転車に乗る。ただそれだけ。
ついでに自転車も速くなる。
こんなうまい話って無いなと。

自転車が好き、食べるのが好きならそれでいい。
そんなに難しく考える必要は無かったんだと、少し楽観出来た本書は、
少し迷っていた自分には良い影響を与えてくれた本書であった。



”私は、加齢に逆らうんじゃなく、年と共に歩みたいですね。
人間って、そういうもんじゃないですか?”

還暦を前に、
いつかの自分もこんな事言える様になりたいものだ。



あーあと、最後にこれ。
家族>仕事>自転車
彼はちゃんと重要度をこう書いていた。
すげーわ。

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