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琵琶湖の水と光と直線美を楽しむ、佐川美術館へ行って来た

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台風が迫る日曜日、
当初の予定が変わってしまってさてどうしよう、
行きたい場所リストから選択したのは滋賀県、琵琶湖のたもとにある美術館、
佐川美術館へ行って来た。

作品所蔵は彫像と器、平山郁夫の絵画が常設されているが、
その建築と美術館そのものが興味深い作品としてあるのため一見の価値があるところだ。

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早朝にはすっかり秋空が見えた台風前の地元、
少し出遅れたが天気の崩れはなさそうだ。
18きっぷの最後の1回を手に西へ向かった。

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琵琶湖と言えばいつもビワイチ、自転車が目的の場所。
今日は自転車無しの旅で、
昨年のミホ・ミュージアムと同じ一つの場所目的な撮影旅である。
電車で降りるのは初めての守山駅。
ビワイチではここを起点とする事も多いところ。

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目的地の佐川美術館はビワイチでもすぐそばを通る琵琶湖湖畔辺りなので、
ここからバスに乗って向かう。
距離にしたらせいぜい10kmちょいのところ。
自転車があれば自走で余裕の圏内である。
バス停がいくつかを経由するので30分以上かかって佐川美術館へ到着。

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さすが琵琶湖沿い、ちゃんとサイクルラックもあった。
バイクフライデーが駐輪されている。
観覧者のものだろうか。
隣には野球場や運動場があるのでそれ以外の利用者も多い模様。

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チケットを購入していざアプローチ。
入り口ゲートをくぐっただけでもう感動のひとこと。
目の前に広がるのは大きな屋根で長大の建物とそれと同じくらいの水場である。

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ずっと続く水場と外の長い廊下に並ぶ柱を日陰に、
入り口へのアプローチを進む。
水場にはこの美術館の象徴である何か像が見える。

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鹿だった。
妙にリアルで仕方ない。
当館の常設展示作品の佐藤忠良、蝦夷鹿。
これのおかげでただの広場水場がビシッとして見える。

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エントランスホールへ入ると最初は企画展から。
今の期間は”名刀は語る”であった。
刀剣、流行ってるのかな?
地元でも岡崎城で展示があったけれどここもか。
道理で女性が多いわけだ。

特に刀剣に興味は無いが、
真剣を真剣に見る機会も無いのでじっくり眺めた。
本物はちょいっ手を触れただけで落ちてしまいそうな切っ先の鋭さが見えた。
こんなものが帯刀された時代があったわけだから凄い歴史である。

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館内は展示室以外であれば、
撮影OKなのでそれ以外の部分で撮影している。
ただの平屋構造かと思ったが休憩できる椅子があって、
ミュージアムショップとカフェが真ん中にあった。

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静寂の中で、
平山郁夫の砂漠の風景や彫像を眺めてぐるっと巡った。

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建物はぐるっと水場で囲われており、
今日の様な青空の日には、水陽炎がそこら中に見て取れる。
木とコンクリートで作られている建物にはそれが反射して非常に美しい。

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さて、
あと残り一箇所見ていないところがあるな。
あんなところに下って行く場所がある。
残るは器の展示室である地下だ。

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階段を降りた先は、
圧巻の静寂。
樹齢いくばくかの木の長椅子、暗闇と光芒だけの世界。
これは作品だろうか。
ただそこに座って光の波を見続けるのみ。


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樂吉左衞門の器展示室。
この空間そのものが作品であると言う。
こんな空間が存在するのに驚いた。
(実は一切下調べせず知らずに来た)

その先にさらに暗闇に作品だけが浮かび上がる様にライティングされた、
器の作品展示がある。
器と空間と光だけの世界、空間を描くと言うのはこう言う事なんだろうなあ。

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器を見て回って、
そしてまたあの空間で一呼吸、
しばし時間を忘れることができた。
季節や天気でもその表情は変わるだろうから、
また来てみてもいい。

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今日の空はまぶしいくらいに青空。
光の強さは一番強い季節の表情であった。

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外へ出てまた水の張られたアプローチを歩く。
日陰が大きく出来て抜ける風が心地よい。

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少しだけ反対側の通りから、
先の小さい建物の茶室も眺めてみた。
ここはイベントがある時か会員にならないと入れないらしい。
水場の中にある茶室、どんなものだろうか。

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茶室の先にコンクリートの建屋があって、
そこはトイレだった。
これまたしっかりした作りで本館から離れていて静かで誰も居ないところ、
独り占め感がすごかった。

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特に暑い日であったので、
このアングルで見る人は自分ひとり。
意外と面白い表情が見られる。

そろそろバスの時間、
こう言う建物自体が表現されているところが好きだ。
展示に興味なくても楽しめる、
心落ち着くのでぜひ来てみてもらいたい。

当初の目的地と違って思いつきで来た佐川美術館だが、
こんなに素晴らしいところとは思いもよらず、いい体験ができた。
おすすめな場所である。



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あいちトリエンナーレ2019情の時代を実際に見た感じた、円頓寺商店街と四間道

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最後は円頓寺商店街と四間道地区の展示へ。
地下鉄で国際センター駅まで移動して少し歩く。

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たまにテレビで見る円頓寺商店街、
その周辺にある四間道と旧住宅街には始めて来た。

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古い住宅が保存整備された通り、
足助みたいに古い見た目と新しい店が混在している。

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作品展示をしている場所へ行ったら休憩中だった。
気がつけば商店街まで来てしまった。

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お店なのか作品展示なのかよく分からず。
商店街入り口に来たら何かでっかい車輪の自転車が通って行ったぞ。
何だったんだろう。

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商店街のこの垂れ幕と言うか糸も作品の様だ。
商店街ではBリーグのバスケ選手のイベントをやっていた。
有料展示がどこか分からず周囲ぐるぐる。

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結局四間道で素通りした反対側だった。
伊東家と言う旧家の中での展示があった。

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奥の蔵へ入り込むと、
狭い。
数人ごとの入れ替え制と言われて何があるかと思ったら、
タンスやら何やらが斜めに切られて左右に敷き詰められている。

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その上部には瓦礫と城壁と鉄塔が。
あ、これケムリクサ?なんて思ったり。

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手前の和室では、
仕切りの一つが鏡?
と思ったら映像だった。

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庭かと思ったら映像で空間が時間が歪んで見える。
ただの和室が不思議な空間へと変わる世界。

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さて、
円頓寺商店街を遠目に、
そろそろ戻るとしよう。

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そうか、
ここって堀川沿いになるんだ。
いまいち名古屋の地理を理解していなかった。

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きれいになったと言われる堀川だけれど、
上流はちょっと臭うね。
まだまだ運河は昔のままだね。

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遠いと思った名古屋駅のタワーは近いかなと思ったが、
一駅はその大きさが見えても実は歩くと遠い。
歩き疲れたのでもと来た地下鉄駅で戻った。

下調べ余りせずに来てしまったので、
本来はもっと多く見られる展示があったかもしれない。

さてこれで名古屋市内の展示は見終わった。
いろいろ言われたあいちトリエンナーレであるが、
兎に角その展示のためにボランティアは多く、
スタッフが多かったのが目立った。
行ってみれば分かるけれどすごくまっとうな総合芸術祭である。
ごく一部を見て決めつけてしまってはもったいない。
こんなイベント3年に1度なんだからええじゃないか。
素直に楽しむ気持ちで見て来て体験してみれば考えるものがあるかもしれない。

さて、あとは豊田地区のが残っている。
会期中に行けるかな。

とりあえず、いつかへつづく。



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あいちトリエンナーレ2019情の時代を実際に見た感じた、愛知芸術文化センター

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さて名古屋市美術館に続いて、
メイン会場である愛知芸術文化センターへ。
ここではあの例の展示があったが数日で中止に。
でも実際はそのエリアはごくワンフロアに過ぎず、
今となっては閉ざされた世界である。

しかし久しぶりに名古屋へ出て来て、
地下鉄から各会場までそこそこ歩くから体力奪われる。

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ガラスに何やら書いてあるな。
これの意図はもしかしたら後で分かるかもしれない。

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中に入ると最初に目に入るのがこの大きな垂れ幕。
何かと思ったらロックTシャツだった。

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エスカレーターで上がりながらよく見る。
分かるのはあんまり無いんだけど、マイケミくらいかな。
そんなに詳しく無いので。

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ふさふさ。

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ザ・タワー。

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もさもさ。

こう言う特に考えなくていい作品は気楽だ。
いや作者は何か言いたいところがあるのかもしれないが、
ただ不思議な素材感と形を見て楽しめる作品はありだ。

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ここは……
ボイコットされた後かな。
それすらも作品なのかと思ってしまうのだが違うのか不明である。
いくつかの作品出品者が、今回の一件でボイコットしたとあったので、
それで本来の作品が見られなかったのはちょっと残念である。

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今回映像の作品が多いんだけど、
これみたいなシンプルなのも面白い。
なんだこれ?

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ただ立っているだけ。
ひたすら立ちすくむだけの映像。
60分のビジネススマイルだそうで、うーん嫌だ。

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さて、この作品が一番ビジュアルで推しなんだろう。
映えってやつ?
リアルにピエロの置物が沢山いろんなポーズでうなだれていた。

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動いているやつはどいつだ?

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お前か

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この中に生身のピエロが居ます。

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みかん?

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どっかで見たデスクトップからの風景だぞ。
都築響一の賃貸宇宙でも見たけど、
そう言う風景のただの写真も集めれば作品になる。
SONYのラジオ持ってたなあ。

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いや止まるな動けと。

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エントランスホールに出たらスマホがキスしてた。
でかいなそれにしても。

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さあ遺言を書こう。
その思考の過程を、書き直しも含めて集めてみよう。

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唾液などから採取したDNAで人相をAIを用いて再現するそうだ。
技術展示と言うよりそんな世界への危惧を感じると。

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ちょいと疲れたので一服。
映像作品の場所にはソファがあったりで休憩できる。
流れているテーマは移民で育ったり異国での話だたり考えさせるものだけど。

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入れ替え制での映像作品。
もうちょっと突っ込んだ内容だと思ったけれど肩透かし。
クローズドなところならもうちょっと刺激を入れても良かったのでは。
”引越センターじゃないよ?”

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エントランスから上の展望広場があるので行ってみた。
こんな眺望のある場所があったんだな。
知らなかった。
展示室の外なので夜景とか見たらきれいかも。

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ここも展示の一つと聞いてみたら、
そうか飛行機のシルエットがあった。
最初の外のメッセージはそう言う意味だったのか。

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適当に貼り付けているのかと思ったが、
実はシルクスクリーンだと?
いわゆる手間ひまがやばい系統の作品。
3Dプリンター使えば自動的にできるのに、手作業、そこがアートか。

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台湾の街を空撮しただけの映像、
と思う?
人っ子一人見えない、居ない映像。
この大都市でなぜか?
そのBGMが軍用機が飛ぶような音であると言う事。

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隣で遊園地にも誰も居ない。
居ないだけと思って素通りしたら爆発音がしたので戻ったら完膚なきまでに遊園地が破壊されて終わった。
荒廃した遊園地、なんとかフレンズを思い出してしまう。

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気になった入り口から見えた時計、
裏側のギミックと、
地球がこぼれ落ちるみたいだ。

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あ、これは嫌なやつだ。
FedExだもんね。
うーん。

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最後はまたロックTを眺めつつ、
エスカレーターを下りて来た。
さすがにメイン会場、
中止になった展示も数点あったが、見応えある作品も多くなかなかのものだ。
難しいことは考えても考えなくても、
そう言う場を体感してみる時間は楽しかった。
現代アートってそう言うものでしょ。

3年と言う月日で各作家から生まれるものは時代と共に変わって行く。
またやってもいいと思うぞ。

でもまだつづく。



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あいちトリエンナーレ2019情の時代を実際に見た感じた、名古屋市美術館

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あいちトリエンナーレ2019 情の時代、
一部が話題になってしまったが実際に見て来た、撮影して来た話し。

ニュースでやってたような表現の不自由展その後に関しては全く触れていないのであしからず。
そもそも行ったのは、それが展示中止された後の展示である。

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ビターン。
まずは名古屋市美術館からスタート。
午前9時半と他より開館時間が早いのと名古屋の入り口的な場所にあるので、
ここから回るのがセオリー通りだろう。
ここに来るのはかなり久しぶりで、
アンディ・ウォーホル展以来じゃなかろうか。

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チケットは事前にWEB購入していて、
それを近所のセブンイレブンにて発券しておいた。
あれこれ考えるのが面倒だったので最初からフリーパスを購入。
会期中に有料展示が何度でも見放題である。
果たしてその価値があるのかどうか。

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そもそもあいちトリエンナーレってなんだ?
って話になってしまうが、
芸術、美術祭の総合展示でいいのかな?
国内外問わず芸術家からそのテーマに沿って作品を募集、展示する場所ってことで、
いわゆる美術展と違って現代芸術やインスタレーション作品がメインの様だ。
なので、
これはこう意味のメッセージがあってこうでとか難しい話は書いてはあるが、
そこは自由に受け取って感じればいい。
形や音を感じてみればいい。
難しく考えるのも、ただ被写体とするのも自由だ。

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ALIVE!
カラフルだけどちょっと好戦的な感じだったり、
後ろに何かありそうな。

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そうそう、
この展示の面白いところは撮影OKなところ。
だからカメラ映えみたいなそう言う目的で来るのもOKと言うところ。
自分もほぼそう言う目的なので。

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横長のスクリーンと正面には戦時中っぽい記録映画。
両方の登場人物がリンクして動作している。
日本人じゃない?台湾なのかな。

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連帯行動、メッセージがある。

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沢山のとある質問に関してメッセージカードがあった場所。
しかし全て床に散りばめられている。
本来は洗濯バサミで全て留められていたはず。

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つまり、この作品は当初と今とで違うメッセージになっているわけか。
会期中に変遷してしまうのも作品のうちか。

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メッセージカードは落とされ床に散乱している。

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メッセージ性の強い作品の横には、
普通?の作品もあって何か不思議な感じ。

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ステッチで覆われた部屋とゾートローブ。
羊のドリーが居て何かを伝えようとしている。

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スマホやタブレット内の動画作品が、
実際のスマホを貼り付けて展示。

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この横にQRコードが貼ってあって実際にアクセスして見られる。
なるほどね。
映像はなんかシュールで怖い。

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2階の展示室から出るとさっきの入り口にあった大きな絵画の裏側が見えた。
こうやって違う視点で見られるのも考えているのかな。

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さて、
さらりと見て出てきたまずは1つ目の会場。
それぞれの作品にはメッセージがあって、
詳細は公開されてるパンフレットを目に通すと良いかも。
それを見た上で考えるのか、ただ何も知識を入れず感じるか、
好きな様に楽しめば良いかと思う。

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少しだけ科学館のロケットとプラネタリウムの団子を眺めて次へと向かった。

つづく。



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あずまきよひこ、よつばと!最新原画展に行って来た!

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よつばと!の原画展についに行って来た。
都心やあちらこちらで開催されていたが、
中々行ける機会も無かったが名古屋パルコで開催さていたので、
今回ついに行って来た。しかも最終日に。

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今回の展示の宣伝ポスター、
キャッチコピーが
”きてみてみてみてね!”
うわーよつばが言いそうなこの語呂。
いかにもよつばとだ。

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パルコの南館イベントスペース。
パルコとかシャレオツスポットとはまるで縁が無い自分であるが、
久しぶりに栄界隈まで来た。
エスカレーターでイベントスペースまで到着したのが10時半前で、
会場は10時からだったがすでに右手の非常階段下へ行列ができていた。
まさかここまでとは!
最終日が日曜なのを舐めていた。

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あえて作品に対して触れる必要は無いほどの漫画なので、
よつばとの事はいいとして、
展示物は兎に角原画、
原画がずらーと並んでいる。
漫画原稿の展示ってすごい昔にアフタヌーンのイベントや、
同じくパルコでやった大友克洋展くらいだろうか。

少年マンガなんかだと躍動感バリバリにGペンでシャー、シャッと描いているのだが、
よつばとは丸ペンかミリペン、サインペンがメインだった。
そしてトーンは必要最低限、
最近の巻では特にそれが顕著に感じられる。

背景の描き込みが凄いと言われがちなんだけれど、
むしろいかに描かないか、を研究しているのが見てとれた。
連載時の原稿と、漫画単行本になる時の修正具合と言ったらほんと凄いから。

修正液での原稿修正が入る部分で、
ほほうと唸ったのはよつばの目の修正部分。
丸目を蛇の目に修正したところがあった。
確かに向ける目の表情で場面は大きく印象が変わる。
そうかあのコマそうだったのか。

興味深いのは欄外に時間が4h10minとかメモされていた。
さらっと流して読んでしまう原稿1ページに4時間かかってるんだ。

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前半が14巻辺りの最新の原画、
後半がもっと初期の5巻とかもっと初期のものが展示されていた。
そうやって初期の巻数の原稿を見ると、描き込みは多いのでまだ洗練される前段階だなあと感じられた。

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初期の原稿と言えばDAHONの‎Boardwalkである。
登場当時の年代から自分が持っていたモデルと同じ頃。
フロントロゴと折り畳みステムヒンジが分かるほど描かれているのである。
綾瀬姉が乗ってるルイガノもね。

描いているところの動画での紹介、
あずまきよひこの使っている画材とデスクトップの写真があった。
愛用カメラは富士フィルムのXT-2、iMacの両端にはELACのスピーカー、ヘッドフォンはゾネフォンことULTRASONE
なかなかこだわりがある。

最後には、
漫画内で登場したおもちゃや小物が実際に展示されていた。
実際に購入して細かいディテールまで描いてるのだ。

そして各巻のカラー表紙、
すごく水彩風に描かれているのに、Photoshop CCだった。
この色合出せるもんなんだな。

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一番最後の部分には、
各国で翻訳された1巻の海外本。
国の字体、言語は違えど、この日本の微妙な都心郊外の暮らしの環境、
人気出るものなんだろうか。

出口で揃ったよつばとグッズには少々後ろ髪を惹かれたが、
ここはちょっと我慢して後にした。
キャンパスボードとか欲しかったけど。

名古屋の展示は終わってしまったが、
まだどこか地方へ巡回するかもしれないので、
そんな地域にやって来たら、
この純粋なよつばとの世界を堪能してみてはいかがだろうか。
その時はぜひ、
”きてみてみてみてね!”


   
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