自転車ロード・レース映画、疾風スプリンター、自転車映画鑑賞

sp.jpg

やっと発売になったので見た、疾風スプリンター。
台湾の自転車ロード・レース映画だ。
公開当時に見たいと思ったけれど結局公開劇場も少なく発売まで待った。

邦題が疾風スプリンターだから確かにスプリンターの話しかな。
原題は”破風 To the Fore”

台湾の自転車チームの話し何だけど、
中国香港映画みたい。
序盤からその演出が、あれ?香港映画かな?と言う流れ。
落車シーンからして思いっきりぶっ飛んだりしておおうってなる。

チームへアシストとして入った二人の主人公?は、
髪型とか出で立ちからなるほどらしい顔立ちだ。
ライバルチームの嫌がらせが露骨だし、
憎ったらしい顔つきと言動が入るのは香港映画でも良く見る定型っぽいなと思わせる。

そこへ入れる要素はやはりかわいい女の子との出会いで、
顔合わせ的なシーンでお互い意識したりするのね。
アジア圏のドラマって必ずこんなシーンがあるよね。

肝心の自転車レースシーンは、
引きや俯瞰の映像はああちょっとCG感が拭えないなと思うけど、
カーブして行くところや煽りはちゃんと撮影してるみたいで迫力はあった。

台湾ではお馴染みのタロコヒルクライムもレースで登場。
しかし下りシーンで落石がそのまま放置してあったり、
おいおいと突っ込みたくなるシーンも。

ところどころの事を起こす転結の転の話しが、
余りに定型的で自転車ロード・レースの映画撮るとこうなるし、
これ入れるだろうエピソードがそのまま出てきてちょっと定型過ぎる気がしないでも無い。

映画ストーリーとしてみると安定の流れで、
普通に起承転結して行くのではあ面白かったとはなるかな。
胸を締め付けるくらいのカタルシスがもう少し欲しい気がした。

最後にはちゃっかりルイ・コスタ本人が登場する辺り、
映画の世界も自転車レースの世界もスポンサー様、さまさまなのだね。
俺たちの戦いはこれからだ!はい。



にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

その先にあるものは、鈴木裕和 「ブルベのすべて」、自転車本読書

IMG_2620.jpg

直球のタイトルにも惹かれてこれはと思い購入。
これまでブルベと言うニッチな分野の本って商業誌では余り無かった。
そもそもボランティアで小さく運営、開催されているブルベが表立っては居なく、
自転車を趣味としていても、へえと言うちょっとした別世界な気がしていた。

そんなふうに考えていた時期が…
自分がブルベに参加した初年は2010年、
いわゆるBRMと言うのが始まったのでも2002年から。
国内ではまだそこまで歴史は長くは無い。
(ジロ・デ・イタリアが今年100回目とか言うのと比べたらだけど)

そのブルベだが、
割りと一般人的にも認知が進んだのは、
同人誌ロングライダースであり、漫画のろんぐらいだぁす!だろうね。
ここ数年でブルベ始めましたって人はここが入り口の人も多い。

IMG_2622.jpg

さて本題の本の話し。
この本の著者、鈴木裕和氏はもちろん面識は無い。
無いがブログはそこそこ前から拝見していた。
ブルベと言うロングライドを楽しみつつも、ヒルクライム大会へ自走で参加して自走で帰宅する、
ちょっと意味が分からないと思ってみたりした。

著者がブルベに参加したのが2005年から。
その自転車がフラットバーのクロスバイクって言うから驚く。
ダイエット片手間で始めた自転車でいきなり200km走ろうって言うから、
最初からそう言うロングライド素質はあったんだと思う。
文章からは謙遜と言うか最初はみんな初心者だから、と言う雰囲気はあるがなかなかそうは行かない。
現実、私はロードバイクを初めて初200km超えは4年か5年目だったと思う。

IMG_2621.jpg
(ダンボーミニさんと同じ厚み)

さて各章は、
ブルベの認定は短い距離から順番に、が基本なので、
そもそもから始まり200km、300km、400km、600kmと順番に解説されている。
既にブルベを走っている方からすると、
装備だったりロングライドにおいての注意点だったりは既知の話し。

ブルベに向いている自転車は何?
と言う話題は特に出てくるけれど、
公道を走れる車種なら何でもありよと言える。
ファットバイクも最近は見たりする。
本書でも度々述べられている通りに、
エンジン次第なので。

ただ、
自分の経験と本書の中で触れられている電動シフトは良いよ。
デメリットの電源や構造性もあるが長時間ライドを楽にしてくれる道具は、
一度使うと辞められない。

各章ごとに囲みで挿入される、
ショートストーリー的なコラム。
あとがきでどうだろうと言っているけれど、
これは入れて正解。
むしろ既知の情報が多い自分にとってこっちがメインで楽しめた。
(半ストーリーで小説書いてみては?)
一部フィクションと言って200kmからトラブルや苦労を盛り込んで、
400kmは満身創痍での完走としているけれど、
その実際にあったかもしれない状況はとても参考になる。

ブルベやロングライドでの話題に上げるのは結局機材トラブルか身体的トラブルなのだ。
機材については、やはりある程度自分で自転車をいじる経験が必要。
命を預けるロードバイクを素人の自分がいじるなんて!
と言うメンテは全てプロショップへ投げるって人は一定数居る。
しかしブルベを走るならそれは駄目だと思うんだよね。
いちから組み立てられる知識や技術を持てとは言わないけれど、
パンク修理以上の自転車構造知識は持ってから参加して欲しいところ。
(特にレベルの高い技術でも無く、変速調整やヘッドパーツの構造程度の事だけど)

身体的なトラブル。
ハンガーノックや補給の難しさ、
これは実際に走ってその疲労の中で自分を知るしか無い。
胃が強い弱いがあるし食べ物の好みもある。
本を参考にしてなるほどと思っても実践出来るかはやってみなけりゃ分からない。
一つ、著者経験から記載がある”熱中症”
これだけは気をつけて。
当時Twitterでもアメリカ横断レースを観戦していて、
熱中症で意識喪失、落車と言うのを傍から見ていて凄く心配した。
先日ブログでもタブレットを紹介したが今時期からでも、
晴れの日には注意して欲しい。

長い距離の開催がほぼ春先までに集中しているブルベ、
もちろん真夏はその熱中症の危険もあるので、心配は少なめかと思う。
その次の項目、
睡眠、眠気について。
これを書くのは憚れると言うのも、
居眠り運転は絶対に駄目な行為。
しかし飲酒運転と違って数値化出来ない症状だ。
客観視出来ない限りこれも本人の身体的状況次第である。

この項目で著者はPBPでの経験から、
眠くなったら直ぐ寝る、寝ることを前提に計画を立てる。
至極まっとうな回答を経験からも記述している。
コラムで満身創痍の400kmから次の600kmストーリーではネットカフェで仮眠している。
事故を起こしたら元も子もない。
眠くなったら立ち止まって寝よう。
どこで寝るか?そこも問題視されるが、
なるべく目立たない安全な場所でね。がっつり野宿では無いはずなので良いと思う。
15分だけ目を閉じるだけで効果がある。

1000km~
先の項目は自分にとっては未知数。
しかし読んでいて意外?と無理数では無い気がする。
そこは余暇が取れるかにあるが、
600kmをマネジメントして走れる走力が身についた人なら行けるはず。
そこのノウハウは本の細かな解説よりも、
あなたの経験がもうその資格に達している。

追記とさいごに
おろらく執筆の最後の出来事であっただろうけど、
この本のカバーに笑顔で写っているAJ会長稲垣氏の事故死の事。
非常に心苦しい出来事であったと思う。

そう、
毎回ブルベの事を書けば必ず書かなければならない事は、
お家に無事帰るまでがブルベです。
忘れてはならない。
家族にへとへとで帰宅して今日は何km走ったの?と聞かれて◯◯km~
はぁ馬鹿じゃない?と呆れられてやっと終わりである事を。



にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

禁断の?フレンズ、かわうその自転車屋さん4、自転車本読書

かわうその自転車屋さん 4 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 4 (芳文社コミックス)

かわうそ店長も何と4巻目。
この手のショート漫画ってそう何冊も出ないもんだと思ってた。
何と4冊目だよ。すごいよ。

それもこれも自転車ネタと動物ネタの抱負な事から来るのかな。
作者のその組み合わせの上手さがものを言う。
自転車の今まではあるあるネタから時流に乗ったネタも出て来た。
ポケモンGO!アニモンGET!とかかわうそ世界でも流行っているのか。
しかしその後の返しが面白い。
自分も一度やってみたいなと思った事はあったけどGPS地上絵は今なら気軽に出来そうなんだよね。
格子状になっている道路がある地域のがやりやすいかも。名古屋や京都とか。

個人的に好きなキャラで、
登場回数も多い兎本さんの出番があってうれしい。
オオカミさんとの禁断の?出会いとか。進展があるのか?

話し冒頭に戻って、
フェリー輪行と桃島ツーリング。
自分はてっきり淡路島か小豆島かと思ったけど、
アップダウンがあってとなると、なるほど伊豆大島か。
泊りツーリングでだいたい計画しようとすると、あれもこれも詰め込んでしまって、
いざ走るとそれが仇となって工程に支障が出て来るって良くあるある。
食べようと思った店が臨時休業だったりね。
食事が結局コンビニでラーメンになってしまうとかそれもまたいい思い出か。
ブルベとかだとしょっしゅうではあるけど。
旅の計画はゆる過ぎるくらいが丁度良いって事かな。

今回もキャラは増えて増えて、
意外と出てなかった猫キャラとかツボだったし(マッサージが上手いだけに)
楽しく読めた。

さあて、フレンズもいいけど自転車動物もね。
おい。



にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

ああフランスに乗鞍行きたい、『ろんぐらいだぁす! 』ツーリングガイド (4) 、自転車本読書

『ろんぐらいだぁす! 』ツーリングガイド (4)
『ろんぐらいだぁす! 』ツーリングガイド (4)

発売から少し経過したが、
ようやっと読んだ。

ツーリングガイドが既に4巻も出ている。
コミックの巻数に対してここまで関連本が続いて出るのも珍しいな。
やはりそこはツーリングガイドと言う特性上ネタは尽きない。

正直自分は余り出不精で旅はしないので、
ツーリングガイドまた買ってもなーと思っていたところ、
baruさんのPBPレポが掲載と言う事で即購入。

当時リアルタイムでTwitterも見ていたし、
その後のブログレポも読んでいたが、
こうやって本としてしっかり編集されて写真も入りよりレポートらしくなっている。
何だろう、
同人誌のロングライダースと体裁は同じだけどより読みやすい。

PBPって話しには聞くが、
日本国内で走っているブルベとはやはり違う感、お祭り感がすごい。
そもそも周辺地域の協力と応援がプロのレース並にあるのがすごいし、
それが根付いているフランスと言う土地がやはり自転車の町、
ツール・ド・フランスの国何だと理解出来る。

良く日本でおもてなし精神と言うけれど、
海外から来る人々にここまでやって来れるイベントってそうそう無いよね。

そしてひたすら続く丘、田園、ツールの中継でしか見たことが無いけれど、
ああ、フランスの田舎、いつか体験してみたいものだ。

話しは戻って巻頭特集では、
Zwiftが取り上げられていたのが意外なところ。
【ツーリングガイド】なのに。
かく言う自分も始めてはまっているのでコース紹介が参考になった。
いまいち英語の文字列だけで良く分かって無かったのよね。
ちなみに、
今年に入って始めたので、イベントでコードを配布していたろんぐらいだぁすジャージ、
この本を買えば、プロモコードが掲載されている。
ZwiftでろんぐらいだぁすジャージでRIDE ON!

なかなか掲載コースが、
関東方面からだったり大洗だったり機会が無いのだが、
乗鞍には行きたいところ。

余り出かけないくせに、
今回もガイドでその欲求を多少なりとも満たせてくれてしまって
(出かけないと意味ないじゃん)
とのりつっこみしつつ楽しんで読む事が出来た。



にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

チャンピオンとしての振る舞いか、疑惑のチャンピオン、自転車本読書(映画)

疑惑のチャンピオン [Blu-ray]
疑惑のチャンピオン [Blu-ray]

劇場では見られなかったが、
発売されたのをようやっと見た。

予告編でマスクを付けてハァハァ言わせつつ、
注射器を手に持って笑うフェラーリ医師の表情、
そしてロードレース中に口元にチャックだよってジェスチャーするシーン、
これらが印象的過ぎてすごく期待した作品。

作品?
もう散々言われ続けてこれからも言われ続ける彼の物語を、
これはドキュメンタリー映画では無くストーリー映画として見る事になるとは。

前回は、
パンターニのドキュメンタリー映画を見て、
彼の栄光と苦悩を後から本や映像を見て知った。
彼は死して英雄となった。
今でも生きていたら英雄だろうか。

そしてランス・アームストロング、
彼はかつて英雄だった。
今では?
チャンピオンは死して英雄となる、
死んだ者に対してかつての疑惑を明らかにするのは難しい。
では生きている彼はどうしてしまったのか。

祭り上げられた英雄は英雄とたらしめんために、
演じていた、しなければならなかったのかもしれない。
今回の映画はベン・フォスターが本当にはまり役で、
表情から体型から中々の演者だ。
彼がトレーラーの中で俺の映画が出来るらしい、としゃべっているシーンもちょっと皮肉だ。

後半で、
ちょっとだけ本当のレースシーンが挿入される。
アンディ・シュレックやコンタドールが居た時期の復帰レース。
当時ツールで3位に入賞したランスだが、
映画の中ではコンタドールが悪口めいた事を発したとしている。
(本当かな?)
選手の間でランスがどれくらい憎まれ者で、
7連覇するまで世間的にどれだけ英雄だったか自分は知らない。

しかし、
彼は、彼らの周りは、結局ドーピングに対して吐露してしまった。
そう言う状況に追い込まれたとも言える。
死して英雄、生きて屍、
作られた英雄は壊されるところまで作られた物語だったのかもしれない。

これまでの彼の功績も含めて知っているとより良いだろう物語。




にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

恵壱

Author:恵壱
ロードバイクとフォールディングバイクであちらこちら



カテゴリ
記事一覧
Amazon
FC2カウンター