チャンピオンとしての振る舞いか、疑惑のチャンピオン、自転車本読書(映画)

疑惑のチャンピオン [Blu-ray]
疑惑のチャンピオン [Blu-ray]

劇場では見られなかったが、
発売されたのをようやっと見た。

予告編でマスクを付けてハァハァ言わせつつ、
注射器を手に持って笑うフェラーリ医師の表情、
そしてロードレース中に口元にチャックだよってジェスチャーするシーン、
これらが印象的過ぎてすごく期待した作品。

作品?
もう散々言われ続けてこれからも言われ続ける彼の物語を、
これはドキュメンタリー映画では無くストーリー映画として見る事になるとは。

前回は、
パンターニのドキュメンタリー映画を見て、
彼の栄光と苦悩を後から本や映像を見て知った。
彼は死して英雄となった。
今でも生きていたら英雄だろうか。

そしてランス・アームストロング、
彼はかつて英雄だった。
今では?
チャンピオンは死して英雄となる、
死んだ者に対してかつての疑惑を明らかにするのは難しい。
では生きている彼はどうしてしまったのか。

祭り上げられた英雄は英雄とたらしめんために、
演じていた、しなければならなかったのかもしれない。
今回の映画はベン・フォスターが本当にはまり役で、
表情から体型から中々の演者だ。
彼がトレーラーの中で俺の映画が出来るらしい、としゃべっているシーンもちょっと皮肉だ。

後半で、
ちょっとだけ本当のレースシーンが挿入される。
アンディ・シュレックやコンタドールが居た時期の復帰レース。
当時ツールで3位に入賞したランスだが、
映画の中ではコンタドールが悪口めいた事を発したとしている。
(本当かな?)
選手の間でランスがどれくらい憎まれ者で、
7連覇するまで世間的にどれだけ英雄だったか自分は知らない。

しかし、
彼は、彼らの周りは、結局ドーピングに対して吐露してしまった。
そう言う状況に追い込まれたとも言える。
死して英雄、生きて屍、
作られた英雄は壊されるところまで作られた物語だったのかもしれない。

これまでの彼の功績も含めて知っているとより良いだろう物語。




にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

初めての自転車から北欧まで、ロングライダース7.0、自転車本読書

IMG_2064.jpg

ロングライダース7.0でえ?もう7なのか。
今回は表紙にもある通り、
本誌最短と言うよりも最年少のロングライダースの記事から、
日本縦断に、ウェーデン縦断まで様々な内容だった。

ロングライダース7.0(COMIC ZIN通販)

最年少のと言うのが娘さんの初めての自転車から、
乗れる様になってからのサイクリングが23kmと言うストーリー。
皆さん自転車に初めて乗れる様になった時を憶えているだろうか。

大体が周りの友達が乗り始めて自分も自分も、
と一緒に乗って遊ぶために親にせがむところか。
もしその段階で乗れる様になっていないともういいやってなってしまうのかな。
それにしても、今って自転車に乗れる様にしてくれるスクールもあるんだねえ。

そして乗れる様になれると楽しさも分かって来て、
最初のロングライドが浜名湖サイクリングロード。
かくいう自分も初めて参加したイベントが浜名湖のサイクリングイベントだった気がする。
湖畔を走る気持ちよさは確かに最高。
本誌に登場する「ぐーちょきぱん」のパン屋さんはその後ブルベに参加した時でもおなじみだった。
この子にとって良い自転車ライフの始まりになっていたら良い話しだ。

今回の7.0で両極端とも言って良いか分からないが、
日本縦断のBAJ(バイクアクロスジャパン)に関しては開催中各ライダーの場所を、
実況している方のレポート。
地図上でそれを見ながらあの人が今ここで、え?
もうゴールした人が居る!て傍から見ていて驚いたものだ。
日本は縦に長いんだけどスタートすると九州はあっと言う間で
(今回のコースは大分からフェリーで渡るルートだったので)
思ったより自転車て速いのねって実感していたものだ。

しかしながら、
彼らが北海道に到着してからの長さも知って北海道の大きさも感じられるのだが。
北海道1200kmのレポも読めばそのスケールに圧倒される。
規模がPBPみたいと言うのがすごく気になる。
地元のローカルなブルベしか体験した事が無いから、
そんなグローバルな感覚って国内ながら違うんだろうなって。

取り上げて言ったらキリがないくらいに、
今回も内容盛りだくさんなので手に取る機会があったらぜひに。
走る人も走らない人にも楽しめる、このストーリーは本物である。

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

乗鞍を超えて、自転車本読書、ろんぐらいだぁす! (8)

ろんぐらいだぁす! (8) (REXコミックス)
ろんぐらいだぁす! (8) (REXコミックス)

前回の乗鞍の続き!
アニメの放送が始まっての新刊で、
そして乗鞍の続きなので楽しみにしていた今回の8巻目。
書影は位ヶ原山荘だな。

亜美ちゃん達もまずは乗鞍観光センターからの登頂で、
三本滝レストハウスで休憩してから上っている。
そう言えば自分の中では乗鞍ってヒルクライムレースってイメージが強くて、
レストハウスなのにレストした事が無い。
基本的に登り途中で止まるのって走り出しが億劫になりがちで止まらないからなあ。

そう言う意味で、
ろんぐらいだぁすってガチっぽい内容と言いつつ、
普通にちゃんとサイクリングしてるんだよね。

作中では熊の子と雷鳥に遭遇するシーンがあるけれど、
実際の話しなのだろうか?
って巻末で雷鳥は本当っぽいみたいだけど、熊はやばいからね。
ヒルクライム大会の時に警備の人が出たぞーって言われておいおいなんて事もあった。
サイクリストの天国は熊にも天国なのである。

位ヶ原のお汁粉や大雪渓の夏スキーの風景、
これを読んで行きたいと思い立つ人も多いだろう、
が、
年末のこの時期に発売された漫画だけに、
お楽しみは来年夏まで持ち越しと言う事になるね。
でもこれから自転車始めようって人には丁度よい上達ペースになる。

装備品もこっそりグレードアップしてたなあ。
チームジャージの上に羽織るウィンドブレーカーも作ってるし、
後編の糸魚川へのためにオルトリーブのサドルバッグLが大型サドルバッグに変わってるし。

そしてこの巻で妹とのサイクリングで亜美がリードして走ったり、
次の巻に持ち越しになる前後編の糸魚川までの日本横断ライド、
着々と亜美ちゃんの成長は続いて行く。
その先にブルベの400kmとフレッシュが待っている?…のか(描いていいる中の人を想像しながら(笑))

しかしながら困難はまだまだで、
作中でもフレッシュの前に400kmと言っていたけど、
「一人で走るより
チームで走るほうが大変だからに決まってるだろ?」
って言うところがあるからね。


ところで、
アニメはどこまで放送されるのかなあ。
この乗鞍編までは行っちゃうのかな。



にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ


ツール・ド・おきなわを感じる物語

route 58
route 58 / Takayukix


いよいよ市民のためのレース、
ツール・ド・おきなわが明日開催だ。
これが終わるともう冬何だなあっていつも感じる。

実際に出た事も出ようと思った事も無いんだけど、
市民レースとして最高峰の国内レースなので興味はある。
(プロのカテゴリーもあるけど)

今年はabemaTVが国内レース中継に熱心なのでライブ中継があるのが嬉しい。
ツール・ド・おきなわ2016(abemaFRESH)11月13日(日) 6:45 - 14:30 放送予定

自転車趣味として始める前から知っていたこの漫画の影響が大き過ぎた。



普久川ダムとか上りどんだけだよってなるけど。
実際レースで真剣に走るとそんな感じかもしれん。
でも自分としては、
プロのカテゴリーよりも市民レースって言うイメージが強いものだから、
もっと普段ただの社会人として働いているおっさんが必死に頑張る姿に感動する。
完走するだけでも厳しい足切りがあるこのレースの醍醐味は、
その難しさにあるかもしれない。



なので、
自分が読みたい物語はこっち何だよなあ。
レースに出る方は楽しみつつ頑張って下さい。

自分がレースに出る事は多分無いだろう。
でもこっち(サイクリングの方)はいつか出てみたいぞ。

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ

決めつけず、気負わず、頑張らずにただ乗れ、ジャスト・ライド、自転車本読書

ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門 (ele-king books)
ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門 (ele-king books)

ふと目にした紹介されてたのでポチってみた。
どうもここ数年の自転車との付き合い方に悩むところがあったので。

主にロードレーサー、ロードバイクに乗る趣味ライダーに対してのアンチテーゼとして投げかけたこの著書。
著者グラント・ピーターセンは自転車メーカーRivendellの設立者であり、ライターである。
かつては著者もレーサーな走り方をしていたが、
その走り方に疑問を感じ自転車趣味のあり方に疑問を呈する様になって今に至る。

各章の目次は以下の通り。

ライディング、
装備、
安全性、
健康とフィットネス、
アクセサリー、
維持、
専門知識、
ヴェロソフィ(自転車哲学)

IMG_1308.jpg

イントロからアンレーサー(レースをしない人)に対して、
レーサーの真似事をさも当然の如く勧めて来る風潮に、
そしてそれが自転車に乗ることの快適に繋がるのか、
そこに疑問を投げかける。

各章の見開きイラストがまたヘタウマで笑える。
すね毛ぼうぼうでネルシャツにフロントバッグ、太いタイヤ…
これが全てを物語っている。

最近自分も同じ状況になっているので共感してしまう部分に、
「短すぎるライドなんてない」
100km走ろうが、10km走ろうがどっちも走ったであり、
優劣があるわけでは無い。
走って楽しんだもの勝ちである。
◯◯kmしか走れなかった。◯◯kmも走ったでは無く、
楽しく走れた、こそが意味あるライドだ。
イラストにもあるようにビンディングシューズに拘る事も無い。

前半の部分は著者のアンレーサーたるあり方のうんちく、
拘らない拘りで微妙にずれがあるだろう。
万人がレーサーパンツにレーサージャージである必要も無いと。
そこは走り方にもよるんだろうけど。

ぜひ参考にして欲しいのは次の安全性の章か。
全身リフレクティブな格好でも良い、
目立ってなんぼの自転車。
反射材は身を助ける。
その通りで夜走るならぜひ参考にして欲しい。

健康とフィットネス
炭水化物を摂りすぎるなよってちょっと今更感があるが、
クロストレーニングのススメは確かにレーサーに取ってはそうかも。
こっそりタバタトレーニングが紹介されてにやりと。

後半の装備やアクセサリーに付いては若干望んでいた情報ほどじゃないかな。
レーサーじゃないならバッグを利用しようとか、
クランク長とかQファクターとか…ちょっとそこは趣味趣向により過ぎて微妙なところかな。
この辺は経験則に寄る所が大きいかも。

最後にまとめ、自転車哲学について。

自転車対自動車、「クリティカル・マス」
自転車擁護者の心理、
”群集心理はおとなしい人々に最悪の結果をもたらすから、僕は好きじゃない”
大勢の態度が静かに楽しみたい自分には、
そんなに権利を主張しなくてもいいじゃないか、
共存してこその文化、趣味であろうと言う哲学と主張。
まさにその通りで、問題にしたらしたで対立ばかり生み、無かった問題を作り上げてしまう。

そして、
家族や恋人、子供、パートナーとの走り方、乗り方について。
なかなかきれいな解決策は難しいが上手くやろうじゃないかって。

翻訳もので、
横書きなので正直ちょっと読みにくい。
もうちょっと何とかならなかったのかなと言う感想。

著者の言いたい事はだいたい伝わった。
しかしながら著者も著者でレーサーな乗り手を経て、メーカーをやって乗り方を考え、
変えて今に至っているはず。
若い血気盛んなレーサーで初めた自転車乗りも居るし、
年取ってからダイエット目的で初めた自転車乗りも居る。
一辺倒にこれが”乗り方だ!”と決めつけるのは違うし、
それこそジャストじゃない。

こんな自転車の乗り方もありと言えばありかな、
その程度に気楽に構えるのが正しいジャスト・ライドであろう。
自転車が全てじゃあるまいし。



にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村 自転車ブログ ミニベロ・折りたたみ自転車へ



カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
プロフィール

恵壱

Author:恵壱
ロードバイクとフォールディングバイクであちらこちら



カテゴリ
記事一覧
Amazon
FC2カウンター